9月28日(土)四日市市地場産業振興センターじばさんにて、観察実験講座「昆虫の体の仕組み」が行われました。
講師は皇學館大学教育学部の澤友美准教授です。
講座ではアワヨトウというチョウ目の昆虫とアワヨトウ幼虫に寄生する寄生蜂カリヤサムライコマユバチの産卵行動の観察や解剖実験を行いました。
最初は解剖実験に驚く様子を見せた受講生も、ペアになって協力して解剖し、真剣に解剖されたアワヨトウ幼虫の内部構造を観察しました。昆虫とヒトでは姿かたちは異なりますが、共通する内部構造があることを知り、理解が深まりました。
また、カリヤサムライコマユバチが実際にアワヨトウ幼虫に産卵する様子を観察し、産卵時間と産卵数を計測しました。非常に短い時間で大量に卵を産むことに受講生は大変驚いていました。最後に寄生蜂がアワヨトウ幼虫の脂肪体を餌として食べていることを、寄生されたアワヨトウ幼虫と寄生されていないアワヨトウ幼虫の体内を見比べながら理解することが出来ました。