全エリア:イノベーション講座「アントレプレナーシップセミナー:林業・製材と地域の活性化」が行われました

10月11日(土)、三重大学にてイノベーション講座「アントレプレナーシップセミナー:林業・製材と地域の活性化」が行われました。講師は(株)nojimokuの野地伸卓さんと野地麻貴さんでした。

エリア共通の講座である今回は、三重県の地域課題にビジネスの視点も交えて体験的に学ぶことができる演習講座となっています。

まずは野地先生からの林業・製材業についての説明があり、熱心に聞く受講生の様子が見られました。野地先生が質問を投げかける度に勢いよく挙手をする姿が印象的でした。そしてnojimoku開発の「セーザイゲーム」が始まりました。

セーザイゲームは、まず丸太の競りを行い、仕入れた丸太から材木を取り出し売り上げを競うゲームです。良い丸太を仕入れるための「目利き」も重要ですが、丸太から最も高い売り上げを出せるように工夫して材木を取り出すことも重要です。また、仕事のスピードも大切ですね。せっかくうまく材木を取り出せたのにそれが崩れてしまっては大変だと、丸太シートを椅子に乗せて運ぶという機転を利かせたアイデアも飛び出しました。

セーザイゲームの後は、野地先生から製材所の現状と課題についての講義を受けました。普段あまり触れることがない林業や製材業のことが一気に身近なものに感じられ、真剣な表情を浮かべ、聞き入る受講生たちは未来を担うイノベーターそのものでした。

そして野地先生から提示された課題は、「三重県の林業・製材業を活性化するためのアイデアを新たに発明」することでした。

林業・製材業の現状や課題を整理し、自分ごととして捉えて新たなアイデアを考え、発表を行いました。

本講座で経験したことが、受講生たちのアントレプレナーシップ-新しいものを生み出す精神―に繋がり、今後の研究や取り組み方に役立つことを期待しています。