エリアA:観察実験講座「酵素のはたらき」が行われました

12月13日(土)、エリアAの三重大学において観察実験講座「酵素のはたらき」が行われました。講師は三重大学名誉教授の苅田修一先生です。

苅田先生と講座を受ける受講生の様子①

講座内では「ヒトはなぜ食べ物を食べるのでしょうか?」という問いから酵素のはたらきについて考えました。

苅田先生と講座を受ける受講生の様子②

また地球上の生き物は全て同じ構成単位でできていることを学習しました。加えて酵素には食べ物を分解したり、分解したものから新しい形を作ったりするはたらきがあることを学びました。苅田先生からの酵素に関する講義のあと受講生たちは酵素の性質を理解する実験を行いました。

実験の説明を聞く受講生の様子

実験の内容はデンプンを分解する酵素(アミラーゼ)を用いて、デンプンが時間でどの様に変化していくのかを確かめるものでした。20℃と40℃の複数の温度で実験を行いました。

実験を行う受講生の様子①
実験を行う受講生の様子②
実験を行う受講生の様子③

受講生たちはそれぞれが協力しながらスムーズに実験を進めることができていました。また実験は40℃の方が20℃よりもデンプンが分解される速度が速いことが分かり、温度によって酵素の働きに違いがあることを学習していました。さらに人の唾液を用いてデンプンを分解することも行いました。

実験の結果(20℃の時)
実験の結果(20℃の時)
講座のまとめを行う苅田先生

実験終了後に苅田先生から研究にはチームワークが必要であることを教えていただきました。今回の講座が他の人たちと協力していく姿勢の大切さを考える機会になれば良いと思います。