2026年度開会式、およびイノベーション講座 「科学的探究のためのコミュニケーション力を考える」が行われました

全エリア:2026年度開講式、およびイノベーション講座 「科学的探究のためのコミュニケーション力を考える」を行いました

5月9日(土)、Zoomミーティングを用いて2026年度の開講式とイノベーション講座『科学的探究のためのコミュニケーション力を考える』が行われました。

はじめに、三重ジュニアドクター育成塾の代表である三重大学教育学部の平山大輔先生より、本事業の概要説明がありました。三重ジュニアドクター育成塾では、講座や探究活動、研究発表などの多様な経験を通して、受講生一人ひとりの科学的探究力を育てていきます。

続いて開講式が行われ、三重大学長の伊藤正明先生から、「講座や探究活動を通して、課題を発見し探究する力、知識・概念・スキルを活用する力、情報発信する力、協働する力、そして新しい価値を生み出す力を身に付けてほしい」と激励のお言葉をいただきました。また、三重県教育委員会事務局小中学校教育課 課長の藤代登臣様からもビデオメッセージをいただきました。

また、受講生代表として、小学校6年生の石田葵さんが挨拶を行いました。石田さんは、「家や学校ではできないことにも積極的に挑戦し、分からないことをそのままにせず理解を深めていきたいです。『なぜだろう』と思う気持ちを大切にしながら、さまざまなことに挑戦し、自分の考えを深めていきたいです」と、これからの活動への意気込みが語られました。

開講式の後、イノベーション講座『科学的探究のためのコミュニケーション力を考える』が行われました。講師は三重大学教育学部の中西良文先生です。

はじめに、近年の科学的研究の特徴として、複数人で研究に取り組むことで、自分にはない発見が生まれたり、人に説明することで考えが深まったりするなど、より良い科学的探究につながることを学びました。しかし、共同をするためのトレーニングをしていないと、責任感の低下による「社会的手抜き」が生じ、チーム全員で課題に取り組むことができなくなる可能性があることを知りました。

科学的な発見のためにはコミュニケーションがとても大切であるということで、カメラとマイクをみんながONにしたとき、OFFにしたときに分けてそれぞれ発表をし、それぞれの感じ方について話し合いました。受講生たちからは、「相手の表情が分かるほうが内容を理解しやすかった」「相手の反応が分からないと話していて不安だった」「OFFにして他の人の視線がない時の方が緊張しなかった」という意見があがりました。

最後に、中西先生より、『話して、聴く』ことによって深い思考が引き出されること、また、コミュニケーション力は科学的発見のためにも必要であることを教えていただきました。

ジュニアドクター育成塾では、これからもグループワークをする機会が何度もあります。今回の学びを生かして、より良い探究活動ができると良いですね。