エリアA(三重大学):【午後】観察実験講座「液体時計の不思議を探そう」を行いました

8月22日(土)、Zoomミーティングを用いて観察実験講座「液体時計の不思議を探そう」が行われました。講師の先生は三重大学工学研究科の小竹茂夫先生です。

最初に事前に配布された水ー油時計を用いて発見できたことを、受講生が順番に発表しました。水と油が混ざらないことに気づいたといったことや、砂糖水や温水につけた際に時間が変わった、空気を抜いたジップロック内では数秒遅くなったなど、様々な発見がありました。

油が落下する様子

演示しながら発表する様子

全員の発表が終わった後に、小竹先生より水と油の重さの違いの説明があり、水ー油時計の仕組みを理解しました。

小竹先生による演示

油の大きさによって落ちる時間が異なる理由について、体積と表面積の関係からエネルギーの概念を用いて説明がありました。

エネルギーの説明

水が球状になる理由について、これも体積と表面積の関係から説明がありました。受講生たちは、自然界ではエネルギーが低くなるように変化するという性質を学びました。

エネルギーの説明が終わった後に小竹先生の演示により、受講生たちは、油が実際にエネルギーが低くなるなるように変化する様子や洗剤の役割を確認しました。

オリーブオイルを用いた演示

今回は事前に配布された水ー油時計を用いて各自が実験をしながら学ぶことができました。今日学んだことをこれからの研究に活かせるように頑張りましょう。