第二段階プログラム:「CAD入門講座」を行いました

7月10日(土)に三重大学の数理・データサイエンス館で「CAD入門講座」が第二段階プログラム受講生を対象に行われました。講師は三重大学ICTコーディネーターの竹内徹先生です。

CAD(コンピュータ支援設計)は設計や製図を支援するシステムソフトで、3Dプリンターでものづくりをするために欠かせません。

第二段階プログラム受講生のうちでCADに関心のある16名が、この講座を受ける前にFusion 360というCADソフトを自宅のPCで使用できるように準備し、簡単なモデリングに挑戦しました。そして、第二段階受講生でCAD設計に習熟している白川瑛士君が、6月12日にオンラインで設計の基本に関する解説を受講生にしてくれました。このような事前準備を経てこの日の講座を迎えました。

数理・データサイエンス館は2020年4月に新設され、学内のみなならず地域のICT教育に貢献することも目的となっています。

竹内先生によりFusion 360の使い方の説明の後、受講生はコースターの作成を行いました。ソフトがオンライン環境でしか使用できないため、準備に時間がかかりましたが、各自がコースターを設計することができました。

その後、データサイエンス館にある3Dプリンタをはじめ、3Dスキャナーなど、3D作成に関する最新機器について竹内先生から説明がありました。受講生は興味深々で、展示されている製作物をみて先生に質問していました。

コースターは3Dプリンターで出力して、後日、受講生に渡されます。

今後、受講生が自分の研究課題で使うような実験器具などを設計することが期待されます。