6月22日(土)に、オンラインで観察実験講座「プログラミングで学ぶ物理の基礎」が行われました。講師は、三重大学大学院工学研究科の藤原裕司先生でした。
今回の活動は、「二次関数の特徴を理解し、グラフを書くこと」、「プログラムで使う変数と物理現象の関係を考えること」の二つが目的です。
初めに、プログラミング言語が何のために存在するのか、どのような種類の言語があるのかについて学びました。
次に、一次関数と二次関数の式と、これらが示すグラフの特徴について学びました。
その後、実際にプログラムに触れる活動に入っていきました。まずは、先生が作ったコードの内容を勉強しました。どの生徒も真剣な表情で、コードを理解することに集中して取り組んでいる様子がみられました。
コードの理解ができたら、実際にコードを打ち込み、実行してみます。そして、得られた結果をもとにコードの一部の変数の値を変更し、もう一度実行します。これを繰り返し、得られた結果を比べることで、その変数が持つ意味を考察しました。
最後に、放物線と一次関数・二次関数の関係性を学びました。プログラミングができると、物理シミュレーションやロボット制御など、様々なことができるようになります。
今回の講座では、プログラミングに触れ、そこで使われている変数の値を変更して結果を比較することを通して、これらの変数の物理的意味を考察しました。受講生たちにとって今回の講座内容は大変難しいものでしたが、どの生徒も粘り強く取り組んでいる様子が印象的でした。このような姿勢を忘れず、これからの講座にも取り組んでください!
(文:メンター教育学部4年)