8月23日(土)にエリアAで観察実験講座「光文化を変えたLED」が行われました。講師は、三重大学工学研究科の三宅秀人先生でした。
まず、受講生は「虹のサンドイッチ箱」を作成しました。この箱の中を覗いてみると、白色の光から様々な色の光が見えることを体験しました。

次に三宅先生から照明の歴史についての講義を受けました。光はかつて熱の副産物として生み出されていましたが、蛍光灯やLEDの発明によって電子を利用して光が生み出されるようになったことなどを学びました。

また、高効率青色発光ダイオードの発明と光の三原色についても三宅先生から説明がありました。受講生は青色発光ダイオードの登場によって、エネルギー効率の高い白色光源が実現可能になったことを学びました。

その後、光の波長を測るためにサンドイッチ箱分光器を作成しました。作成した箱から様々な色の光を見ると色ごとに波長が異なることを確かめました。

蛍光灯が使われている部屋に移動し同様に観察すると、光が虹のように観察できることも体験しました。

最後に、三宅先生から発光ダイオードが生活にどのように関係しているのかということについて説明をいただきました。身近なものの疑問や仕組みを調べることの大切さについても教えていただきました。

受講生は講座の後に質問をたくさんしており、積極的な様子でした。