全エリア:STEAM講座「地震防災を考える」「火星探査を考える」が行われました

7月25日、26日の2日間、三重大学の数理・データサイエンス館にて、全エリア共通のSTEAM講座が行われました。

講師は、教育に関する数々の受賞歴を持ち、現在も小学校で教諭を務めていらっしゃる前田昌志先生に担当していただきました。

STEAM教育とは、子どもたちが、科学や工学など様々な分野を横断しながら、探求や創造を通して学ぶという教育手法のことです。STEAM講座の受講生は、プログラミング教材であるレゴ® エデュケーション SPIKE™ ベーシックおよびレゴ® エデュケーションSPIKE™ プライムを活用して、社会課題の解決に向けたテーマにグループで取り組む学習を行いました。

1日目は、地震に強い構造物を考える活動を行いました。慣れない作業に苦戦しながらも、それぞれのグループで協力し、揺れを起こすプログラムと構造物を作りました。試行錯誤を繰り返しながら、納得のいくものを作ろうとする受講生の熱心な様子が見られました。

昼食を挟み、午後の活動では、いよいよ科学的な検証に入りました。「変える条件は1つだけ」という原則を守りつつ、「土台の構造が関係するのでは」「重心の位置が関係するのでは」というように仮説を立て、それを確かめる実験を行い、その結果を数値で表すことに挑戦しました。

実験の場面でみられたそれぞれのグループで創意工夫をする姿は、受講生の子どもたちが持つ力を感じさせるものでした。 その後、実験の結果や考察を発表しました。前田先生からは、問題解決の流れを意識すること、数値の単位を意識すること、絡み合う複数の要素を関連付けることが大切であるという講評をいただきました。

二日目は火星探査をするための探査機を製作する活動を行いました。導入として前田先生が宇宙や火星探査について興味深い話をしてくださり、子どもたちは活動への期待を高めていく様子が見られました。

一日目と同様にグループになって活動に取り組みました。子どもたちは協力していく中で次第に打ち解けていき、時にはぶつかり合いながらもより良い火星探査機を作ろうとしていたように思います。火星の様子や環境を想像し、整備されていない道を乗り越えるにはどうしたらいいのか、探査機を動かすエネルギーはどうやって手に入れるかなど、実際に火星で使えるような探査機を作ろうと試行錯誤する姿が印象的でした。

最後には各グループが製作した探査機を実際に動かして全体に発表しました。どのグループも実際に火星探査機として活用できるほど完成度の高いものを発表してくれました。

前田先生からは講評として、これからの社会では他人と協働していく力が必要になること、社会と繋がっていくという意識が重要になることを忘れないでほしいというお言葉をいただきました。

これからも、ぜひ今回実践した科学的な思考を問題解決の場面に生かしていってください。