エリアE(四日市大学):観察実験講座を行いました

6月22日(土)、エリアEで観察実験講座「プランクトンの採集と観察(1)」が行われました。
講師は四日市大学環境学部の牧田直子先生・四日市大学生物学研究所の田中正明先生です。

四日市大学には生物研究所があり、研究所のHPには「プランクトン図鑑」があり、プランクトンに関する解説が随時更新されています。この日はエリアEの受講生4名全員が出席しました。

はじめに、牧田先生からプランクトンとはどのようなものか、プランクトンの採集に適した場所はどこなのか、受講生に知っていることを発表してもらいました。田中先生と牧田先生が黒板に描いた「水田にいる生き物たち」の絵を使いながら、様々なプランクトンを探すという課題について説明されました。そして、プランクトンの採集方法を学び、全員で採集に行きました。

採集場所は、四日市大学の南側にある水田でした。この日は晴天で、絶好のフィールドワーク日和でした。受講生は、バケツ1杯ほとの水をひしゃくですくってプランクトンネットでこし、50ml程の濃縮した試料を作りました。

実験室に戻ってから、牧田先生より様々なプランクトンの種類や説明があり、受講生は採集したものを顕微鏡で探して観察しました。図鑑を見ながら、種同定する作業も行いました。

田中先生からは、プランクトンの中には在来種だけでなく外来種が多いことなど、プランクトンは環境について知る指標になることを学びました。

緑藻類を観察して、受講生はミクロの世界の美しさと自然の素晴らしさにも気づくことができました。

次回は、今回採集したプランクトンを電子顕微鏡で観察します。