エリアA(三重大学):【午前】観察実験講座⑤を行いました

8月10日エリアAの午前の部では、第5回の実験観察講座が行われました。

講義内容は「光文明を変えたLED」。担当講師は三重大学大学院地域イノベーション学研究科の三宅秀人先生です。

LED照明は、私たちの生活にかなり普及しています。2014年には赤崎先生、天野先生、中村先生が、青色発光ダイオードの発明でノーベル賞を受賞したこともあり、受講生のほとんどは、LEDのことを知っていました。

とはいえ、それがなぜノーベル賞をとるに値したかは少し難しい話です。そこで、三宅先生にはLEDの構造や、光とは何かという事を教えてもらいました。「光とは電磁波という波である」という事は、高校で学習する事ですが、知っていた受講生もいたようです。少し難しい話でしたが、受講生の皆さんは集中して聴き入っていました。

休憩の後、「虹のサンドイッチ箱(簡易分光器)」の実験をしました。

回折格子と呼ばれる特殊なシートを通すと、電磁波が波長ごとに分解することができます。最初は「虹みたい」と言っていましたが、次第に光源によって見え方が違うと事に気がつきました。

講義の最後では、研究の最前線について教えてもらいました。

もしかしたら、未来のノーベル賞受賞者が受講生の中から出るかもしれませんね。

(文・小林)