2月1日の午前は、澤友美先生によるプレゼンテーション講座④が行われました。
受講生は科学イベントに向けて、ポスター形式の発表を行いました。
いつものパワーポイントの発表と異なり、聞き手が近くにいるため、発表者は緊張した面持ちで発表を行っていました。いつもはアニメーション等で強調した部分を、声の強弱で強調するなどいつもとの発表の仕方に違いが見られました。
聞き手側も質問をするのと同時に、ポスターの見せ方についても指摘をするような姿が見られました。
午後からは、皇學館大学の片山靖富先生による観察実験講座⑯「身体活動とエネルギーの関係」について学んでいきました。
始めに、「人間は身体を動かすとどのような変化が起きるのか」という質問がありました。
受講生たちは
「体温が上がる。」
「汗が出る。」
等の意見を出しました。
これらを基に人間のエネルギーの消費を測る実験方法について学びました。
受講生たちは、小部屋で生活してもらった人間の温度変化を測る方法等、大規模な実験施設に驚いていました。しかし、大規模な実験方法でも精度に問題があったため、現在は使われていないという話にさらに驚いている様子でした。
現在は人間のエネルギー消費を測る実験として、呼吸の酸素濃度を測定する方法が利用されているようです。
そこで、自転車を漕いだらどれだけの酸素量が変化するのか実験を行いました。
受講生は、椅子に触っている状態と自転車を漕いでいる状態の酸素濃度を比較しました。呼気の中の酸素量が変化する様子を数値で確認することができ、運動することが酸素の消費に繋がることを実感しました。
最後に、自分たちの運動がどれぐらいのエネルギー消費に繋がるのか計算しました。
自分たちがどれだけエネルギーを消費しているのか、カロリーで求めることができ、より深い理解に繋がりました。