5月28日(土)、Zoomミーティングを用いてエリア共通の「検定講座」が行われました。
担当の先生は三重大学教育学部の平山大輔先生で、テーマは「統計講座 データの活用」でした。
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統計講座のねらいは、研究データを集めて整理・考察を行うことで思考力・判断力・表現力を磨くことです。統計は身近なものであり、実は日常生活の中でも利用しています。
科学者は「PPDACサイクル」という統計的問題解決のプロセスをもって探究活動を行っていきます。受講生にとって聞きなれない言葉でしたが、このサイクルを意識して研究活動を行うことが重要であることを学びました。
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その後、データは2種類存在していることを学びました。分類・種類で記録される「質的データ」と数量として記録される「量的データ」があり、講座では後者に関してグループ活動を行いました。
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「ある15人のクラスのテスト結果についての特徴を説明する活動」や「事例をもとにどのグラフを使うべきかを考える活動」をグループで議論しました。他者の説明を聞くことで自身が気づかなかった着眼点を知ることが出来、また実際に行ってみることで「統計」に触れることが出来ました。
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グループ活動のあとでは、平山先生の解説も行われました。データの中心として平均値・中央値・最頻値を、ばらつきとして最大値・最小値・範囲を用いることを学びました。また、どのグラフを利用すれば良いかの説明も行われ、受講生は熱心にメモを取りながら受講していました。
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最後に、全国統一試験である「統計検定」について説明があり、関心のある受講生にはテキストの貸し出しをするアナウンスがありました。講座後には、勉強して受験をするという受講生からの連絡もありました。