11月12日(日)に、受講生16名がホーチミン市師範大学の大学生ら10名と一緒に名古屋市科学館の科学体験を一緒に行いました。
JST(科学技術振興機構)の事業である「さくらサイエンスプログラム」により、ホーチミン市師範大学(ベトナム)で理科教員を目指す大学生9名と引率教員1名が、11月8日から15日まで三重大学に招へいされました。招へいの目的は、三重県における理科教育の現場や、ジュニアドクタープログラムにおける子どもたちの活動を見学してもらうことです。
この日は受講生3名に留学生2名とメンター2名が1グループとなり、5グループが英語で話しながら館内の体験活動を回りました。
受講生が留学生の方にぜひ見てほしいと事前に選んできた場所に合わせて見学しました。受講生は学校で学習した英語の表現や翻訳アプリ、ジェスチャー等を活用して積極的にコミュニケーションを取ろうとしていました。また、各グループの留学生は受講生に積極的に話しかけ、展示物の原理について説明してくれました。特に、「水の波を見る」という展示物において、受講生と留学生が協力して、波の回析や干渉についての実験を行い、分かったことを伝えあうことで、波の性質についての理解を深め合っていたのが印象的でした。意思疎通ができたときの受講生と留学生はとても良い表情をしていました。受講生は、交流を通して、科学現象への興味や理解が深まっただけでなく、コミュニケーションのおもしろさを感じることもできたようです。
受講生は積極的に留学生とコミュニケーションをとりながら2時間ほど館内を回り、最後は大学生との別れを惜しんでいました。
(文:メンター 教育学部3年)