エリアE(じばさん三重):観察実験講座「二枚貝の進化と多様性を考える」が行われました

11月8日(土)、エリアEを対象とした観察実験講座「二枚貝の進化と多様性を考える」が行われました。講師は、三重大学教育学部の栗原行人先生です。

講座では、まず二枚貝の特徴について学んだあと、ホタテガイとアズマニシキの標本を用いて観察を行いました。受講生たちは殻の形や模様、色の違いに注目しながら、それぞれの特徴を考えていきました。

「右殻のほうが大きい…?」「すき間の開いている場所が違う!」といった気づきの声が次々にあがり、活発な観察が進みました。

アズマニシキには、自らが出す糸がよじれないように『櫛』のような構造があることを学び、ホタテガイが泳いでいる動画には興味津々の様子でした。

また、化石や現生二枚貝の標本をたくさん見せていただきました。

同じ二枚貝でも、形や構造、生活のしかたには多くの違いがあります。今回の観察を通して、受講生たちは貝の多様性と進化の不思議さを感じ取っているようでした。