8月12日に三重県総合博物館MieMuにて、皇學館大学生物学ゼミが出展する昆虫ワークショップに参加しました。テーマは「寄生バチはどうやって昆虫を食べるか観察・実験してみよう!」です。
今回は三重ジュニアドクター育成塾の受講生が先生役になり、皇學館大学の大学生と一緒に昆虫ワークショップの参加者の子ども達にアワヨトウや寄生蜂の特徴を紹介しました。
受講生は、以前に勉強した知識を参加者の子ども達に一生懸命伝えました。
まず、アワヨトウの紹介をしました。
アワヨトウが完全変体昆虫であることを説明したり、アワヨトウ幼虫がどうやってイネ科の植物を捕食するのかを伝えたりしました。
次に、カリヤサムライコマユバチが産卵する様子とギンケハラボソコマユバチ、アワヨトウウスマユヒメコバチの幼虫や成虫を参加者に観察してもらいました。
受講生は、カリヤサムライコマユバチが産卵する時のポーズを子ども達に説明したり、産卵時間を計ったりしました。また、カリヤサムライコマユバチやギンケハラボソコマユバチ、アワヨトウウスマユヒメコバチの特徴を伝えました。
最後にアワヨトウ幼虫の内部構造を参加者に観察してもらいました。
受講生は、アワヨトウ幼虫の解剖の見本を見せながらどのように解剖するのかを伝えました。また、内部構造を参加者に観察してもらいながら人間と共通のはたらきをする器官やカリヤサムライコマユバチ幼虫がアワヨトウ幼虫のどの器官を食べているのかを説明しました。
受講生は、先生役として参加者に説明する中で、人に伝えるには自分が理解しておかなければならない事や研究者として研究をして得た知識を人に伝えていく大切さを学びました。