8月24日(金)、観察実験講座⑤「ヒトの感覚の不思議」が行われました。講師は川口 実先生です。
子どもたちは、味覚と視覚を使ってさまざまな実験を行いました。
味覚確認の実験では、水道水と濃度の異なる塩水、砂糖水を用いてどのくらいの濃度で味を感じることができるか実験をしました。味覚というのは、年齢、人種等で違いが見られるそうで、食生活、食文化が大きく影響しているそうです。その体験として、フェニルチオカルバミドを少量舐めると日本人では、ほとんどの人が苦味を感じるのですが、中には無味に感じる人もおり、人体の不思議を体感しました。今回、川口 実先生が三重県でとれた硬水も持ってきて下さり、軟水と飲み比べしました。見た目は同じ水でも入っている成分により味が違うことを学びました。
視覚確認の実験では、盲点(班)検査や目の錯覚を活かしたイラストの見え方の不思議を学びました。
人間の目は全て見えているようで、片目だけだと盲班という見えていない部分があります。しかし、頭の中では盲班によって見えていない部分も見ているものの形から推測して、見えているように脳内で処理してしまいます。
子どもたちは、川口先生の「なんでかな?」という問いに自分なりの答えを沢山発表し、みんなで考え、実験を通して体感しながら楽しく学んでいる様子でした。
みんなで協力して実験したことにより、いつも以上に子どもたちが積極的にコミュニケーションを取って活動をしている姿を見ることができました。
11月17日の川口先生の講義もとても楽しみですね。