9月8日、エリアBの伊賀研究拠点にて、第6回 探究活動講座を行いました。
今回の講義テーマは、「命やDNAについて考えよう」、講師は山本好男先生です。
まず、学習前にDNAについて知っていることをワークシートを用いて整理しました。参加者は以前の講義でDNAについて少し学んだため、「DNAは二重螺旋構造である」、「DNAは4種類の塩基でできている」などの知識をあげていました。
講義では、DNA模型を手にしながら、核内、染色体内のDNAについて学習しました。
そして、今回の講義の課題であった、ブロッコリーのDNAの摘出を体験しました。
ブロッコリーは花の部分だけを使い、すり鉢で粒がなくなるまで潰しました。そして、中性洗剤、食塩、水で作ったDNA摘出液をブロッコリーに加え、軽くかき混ぜて10分から20分放置しました。
その後、茶こしを使い別のコップにろ過した液体に消毒用エタノールを加えました。すると、白いひも状のものが浮かんできます。これがDNAです。
体験した参加者は、とても楽しそうに、そして積極的に取り組んでいました。また、実験結果を図を用いてまとめたり、実験結果についてなぜそうなったかなども考察していました。
普段目にすることのできないDNAを取り出すことができ、参加者は大変興味深い様子でした。また、実験を行うことに対しても、より良い結果を得るにはどうしたらいいかなどを話し合うこともできました。
次回は、山本好男先生の核エネルギーについての講義です。