11月19日(土)にエリアB伊賀研究拠点において観察実験講座「忍者学実験2」が行われました。講師は,紀平先生です。
今回の内容は今まで一度もしたことがない、初めて実施する内容でした。
講義では、忍術書に記載されている火器・火薬、硝石のできるしくみ、これまで伊賀研究拠点で取り組んだ火器の実証実験の動画鑑賞、忍者の情報伝達などについての説明がありました。
実験では、黒色火薬の有無による燃焼の違い、硝石を染み込ませた糸の燃焼、金属の炎色反応を行いました。黒色火薬を燃焼させると激しく火花が飛び散り、アルミホイルを燃やすぐらい高温になっていることが分かりました。炎色反応では、金属の違いにより炎の色が違い、リチウムやストロンチウムは赤く、銅は緑の色がきれいに観察できました。
情報伝達に関する実験では、水に浮かべると文字が浮かび上がる水出し、火にあぶると文字が現れる炙り出しを行いました。
短時間でしたが忍者が活用していたであろう技術について、体験をもとに考えることができました。