11月19日(土)、エリアDを対象とした観察実験講座「電気をたくわえる方法を考えよう」が行われました。講師は三重大学の阿部幸夫先生でした。また、今回は「さくらサイエンスプログラム」により三重大学に招へいされているホーチミン市師範大学で物理を専攻する学生4名と教員1名も参加しました。
今回の講座では、「コンデンサーの役割と構造」と「電気容量の意味」について学びました。
最初に手回し充電器を用いて、コンデンサーの役割について学習しました。コンデンサーには、電気を溜めるタンクのような役割があります。それを用いることによって、溜めた電気(エネルギー)を放出するときに電球をつけたり、ブザーを鳴らしたりすることができます。
電流計と電圧計を用いて、コンデンサーが電気を溜められることを実験しました。蓄えられた電気を放電して実際に電気が溜められていたことを実感しました。コンデンサーを分解し、その構造について学びました。受講生からは、コンデンサーの中身を見たことがなかったので非常に驚いたという声がありました。
受講生は、普段より人が多くいたことに緊張していた様子でしたが、市師範大の学生にも見えるように実験をしたり、英語で会話をしようと単語を調べていました。
市師範大の学生は学生同士で議論しながら今回の教材について検討しており、その姿は私たち学生メンターにとっても勉強になりました。