エリアD(皇學館大学):観察実験講座「でんきを蓄える方法を考えよう」が行われました

12月2日(土)、エリアDの皇學館大学にて観察実験講座「でんきを蓄える方法を考えよう」が行われました。 講師は三重大学の阿部幸夫先生です。本講座ではでんきを蓄えるコンデンサーについて学習しました。

はじめに手回し発電機を用いてコンデンサーの役割を学習しました。コンデンサーは電気を溜めるタンクのような役割があります。電気を水で例えるとわかりやすいとおしえていただきました。溜めた電気を放出している様子をコンデンサーと電球を繋げて観察しました。

コンデンサーの役割を学習したところで、実際にコンデンサーを解体して、どのような仕組みになっているのかを観察しました。解体すると中から鉄と薄い絶縁体があり、この薄い絶縁体があることで電気が逃げることなく蓄えることができることを教えていただきました。

 

最後に、コンデンサーが本当に電気を蓄えられているのか、電気の流れはどのようになっているのかを電流計と電圧計を用いて実験しました。蓄えはじめると多くの電気を流しますが、コンデンサーの最大まで溜まると徐々に電気の流れる量が減ってきていることが分かった。また、逆バージョンの実験も行い、電気を放電しはじめる際は多くの電気が流れ、徐々に流れる電気が減っていることが分かりました。さらに、分かりやすいよう水とボトルを用いて視覚的に観察させていただきました。難しい言葉もありましたが、分かりやすく教えていただくと受講生は「なるほど」と理解できた様子が見られました。

今回の講座で電気について詳しくなりました。身近にはたくさんの電気機器があります。日常生活で電気に少しでも興味を持ってほしいと思います。

(文:メンター 教育学部4年)