9月1日、エリアBの伊賀研究拠点にて、第5回の観察実験講座(物質分野)を行いました。
今回の講義テーマは「化学命名法について学ぼう」、講師は荒木利芳先生です。
前回の講義に引き続く内容であったため、今回の講義はまず復習から始まりました。学習前には、ワークシートを用いて知っていることや考えていることを整理しました。参加者は、前回の学習を踏まえて、二酸化炭素や塩化ナトリウムなどの知っている化合物の名前や化学式を挙げていました。
講義では、無機化合物や有機化合物の命名法を簡単に学習し、その知識を活用しながら問題に取り組みました。問題は化合物の名前から化学式を考えるという内容で、受講生は資料を使い、協力して問題を解いていました。
講義はさらに進み、イオン結合や共有結合などの化合物の結合についてや、構造式、示性式、組成式についても学習をしました。
講義は、難しい内容でしたが、受講生は集中して、メモなどをとりながら学習していました。
また、物質の構造式を考える問題では、保護者の方々も一緒になって取り組んでいました。難しい問題もありましたが、話し合いながら1つ1つがどのように結合をしているのかを考え、取り組むことができました。
最後に、今回の講義のまとめを行いました。
受講生からは大切なこととして、組成式は陽イオンを先に、陰イオンを後に書くといった化学命名法に関することや、化合物が結合される方法が違うこと、生物を構成する物質は構造が決まっていることなどがあげられました。
次回の講義は、山本先生による生命分野の講義です。