5月15日(土)zoomミーティングを用いて、三重大学教育学部理科教育講座の平山大輔先生による「探究活動講座 ①研究課題と仮説の設定 研究をどのように進めるか」が行われました。
今回の講座では、科学の手法について学びました。それぞれの段階について詳しく学び、これからどのように研究を進めていくのかを学びました。
講座の中では研究の前半についてより詳しく学びました。最初に「なぜ仮説が必要なのか?」について考えました。具体的な疑問の「懐中電灯がつかない、なぜだろう?」について考えられることをチャット使って、書き込みました。「電池切れ」、「電池のプラス・マイナスが逆になっている」などの書き込みがありました。
次に、仮説に関する演習活動を2つ行いました。演習活動はブレイクアウトセッションを用いて5~6人ほどのグループに分かれて行われました。
演習1では、イモムシの観察事実についての仮説を考えました。「派手なイモムシは捕食者においしくないと伝えている」、「植物の色と同じような色にすることで捕食者に見つからないようにしている」などの意見がでました。
演習2では、仮説を検討する方法について考えました。個人で考えたさまざまな方法を共有しました。活動の中では生き物の命の視点から検討方法を考えた受講生もいました。
どちらの活動においても受講生たちはそれぞれの意見に対して思ったことを伝えたり、疑問に思ったことを聞いたりして盛んなグループ活動が行われていました。
グループ活動の後、先生から実際に行われた研究の方法を聞きました。
今回の活動で仮説をたてる、仮説を検証する方法について学ぶことができたのではないかと思います。講座の最後には研究倫理と生命倫理についての解説を聞き、研究をしていく上で重要なことを学びました。
この講座で学んだことをこれからの自由研究に活かせていくといいですね。