8月18日午前の部は、第2回探求活動講座が行われました。
講義内容は「研究計画と研究の進め方」担当講師は三重大学教育学部平山大輔先生です。
最初は、「納豆の増殖には、ビタミンがあるると速い」という仮説を証明するのに、書いてある実験が相応しいかどうか考えるワークをしました。
子どもたちは自分なりに考え、たくさんの意見を出し話し合っていました。
研究における実験には条件統一が大切であること、何回も実験を行うことなどが大事であることを学びました。
こうした研究ノートに研究の概要などについて書き込んでいくのも大事ですね。
次に、研究内容によってグラフを使い分ける方法について勉強しました。
色々なグラフの特色について勉強できました。
最後に、実験がうまくいかなくても諦めずに取り組むことが大事である、という平山先生のお言葉で、午前の部は締めくくられました。
受講生の皆さん、ぜひ夏休みの自由研究に生かしましょうね。
午後の部は、第2回観察実験講座が行われました。講義テーマは「甲殻類の感覚と行動」、講師は三重大学教育学部の後藤太一郎先生です。
講座では、動物の行動と感覚、甲殻類の分類などの説明がありました。
その後、ミジンコの観察や走光性の実験を行いました。白色光に正の走光性、UV光に負の走行性を示すことに受講生は興味津々で、行動の動画記録をしました。時間いっぱいまで観察する班もたくさんありました。
その後、ザリガニのコミュニケーションに関する行動を観察しました。ザリガニが班のテーブルに来た時には、受講生のみなさんは、身を乗り出して観察を行っていました。
ザリガニに色素を注入して尿を可視化することで、尿放出による化学コミュニケーションを調べる実験です。尿放出を観察できた班は少なかったですが、ある班が観察できると、受講生全員が、盛り上がっていた姿が印象的でした。