7月16日(土)にZoomミーティングを用いて「プレゼンテーション講座」が行われました。講師は三重大学教育学部の後藤太一郎先生とデザイナーの中川朋美先生です。
講座では、実験結果の分かりやすいまとめ方やデザイン性の面からポスター作りのコツについて、学びました。
まず後藤先生より、ポスターやスライドには目的、方法、結果、考察を必ず書かなければならないこと、図や表は必要に応じて見やすく印象的に作らなければならないことなどを学びました。また、まとめ方にはポスターや観察日記、アルバム、スケッチブックなど様々な方法があることを学びました。
次に中川先生よりポスター作りのコツについて学びました。最初に「この色からどのようなイメージをするか」という問いが出され、多くの受講生が手を挙げたりチャットを送ったりして、「信号機」と答えていました。
これより、色にはイメージがあり、ポスターづくりの際にも自分の研究テーマにあった色を選択する必要があると考えることが出来ました。他にも、良いポスターを作るためには文字の並びを揃えたり、文字の大きさに強弱をつけたりすると見やすいポスターが完成するということを学びました。
また、デザイン性に関するクイズも5問出されましたが、多くの受講生が正解しており、デザイン性に関して理解を深めた様子でした。
次に、グループに分かれてある中学生が書いたポスターを見て、ポスターの良い点、改善すべきところを討論しました。講義の内容を踏まえて、「天気、時間、場所の記述がない」「考察の部分で調べたことしか書かれておらず、自分の意見が書かれていない」「研究の動機が書いていない」など、多くの受講生が非常に重要な部分に着目していた様子でした。また、他の人の意見を聞いて、自分では気づけなかったことにたくさん気づけた様子でした。
次に、自分の研究内容において、1分間でプレゼンできるような1枚のスライドを作るという課題が出されました。過去の受講生のスライドや、スライドのテンプレートについて説明がありました。
最後の質問タイムでは、多くの受講生から質問が寄せられ、各自、より良いポスターを作るために意欲的な様子でした。パワーポイントやエクセルを使い慣れていない為に不安なことも多くありそうでしたが、8月17日の提出締め切りまでにがんばってほしいと思います。