エリアE (四日市市立博物館):観察実験講座「星までの距離を調べてみよう」が行われました

8月1日(土)、四日市市立博物館において探究実験講座「星までの距離を調べてみよう」が実施されました。講師は三重大学教育学部教授の伊藤信成先生です。

講座のはじめに、「宇宙や星について知っていること」を一人ずつ発表していきました。「冥王星は昔は惑星だった」「宇宙にはデブリと呼ばれるごみがある」「太陽の表面温度は約6000℃」など、さまざまな意見が挙がり、宇宙への関心の高さが感じられました。また、日本から見える星座は約60種類であることや、地球は時速約12万kmで太陽の周りを公転していることなど、新たな知識についても学びました。

続いて、夏の大三角を題材に、星の明るさと距離の関係について考えました。見た目が明るい星ほど近いとは限らないことや「光年」という距離の単位について学び、光が1年間に約9兆km以上進むことを知ると、驚きの声が上がっていました。

さらに、「どうして星までの距離が分かるのだろう」という疑問をきっかけに、視差を利用した距離の測定方法について学びました。教室では身近なものを使って見え方の違いを確かめた後、実際に屋外に出て三角測量の原理を体験し、天体までの距離を求める仕組みへの理解を深めました。

今回の講座では、宇宙に関する知識を深めるだけでなく、身近な観察や実験を通して遠く離れた星までの距離を測る方法を体験的に学ぶことができました。普段何気なく見上げている星空の向こうにも、数学や科学の考え方が生かされていることを実感できる講座となったかと思います。